「英検®」3級合格のポイント
1.英語力のレベル
中学卒業程度の英語力が目安となります。中3までの文法すべてが必要となり、4級と比べて長文の難易度も上がります。長文読解問題では接続詞や関係代名詞などを使った文が多くなり単文の長さが4級よりも長くなるので、それらの文法事項をしっかりと押さえましょう。
2.受検のこころがまえ
文化・歴史に関する基礎的な単語や会話文の理解が問われます。長文も長くなるだけでなく、題材が事実に基づいた文で出題されるなど、グッと難易度が増してきます。なお、3級から英語での面接2次試験があります(スピーキング)。
◆試験内容 : 筆記40分 / リスニング約25分 / スピーキング約5分
3.合格のポイントは?
単語数は約2100語。文法は受動態、現在完了形、関係代名詞など。
4級と比べて長文の難易度が増します。パート1の穴埋め問題でもしっかりとポイントをかせぐために語彙(ごい)習得が大きなカギとなります。
リスニングのパート1は1度しか読まれません。最初の10問を繰り返し練習し、集中して回答ができるようにしたい。
●中学生で準2級チャレンジを目指す方へ
合格時正答率80%を死守したいところ。中3までの文法事項をマスターした上でしっかりと語彙(ごい)習得をし、リスニングでも最低8割の正解を目指しましょう。3級での正答率が80%を越えていると、準2級の学習がそれほど難しく感じることがなく進めることができます。
(1)学習計画を立てるべし!
英検®ネットドリルは「でる順パス単」「過去問集」「7日間予想問題ドリル」と3種の教材を収録しています。基本学習(でる順パス単のみ)⇒トレーニング⇒確認テストと進めていきましょう。間違ったところは「弱点チェック」に反映されるので克服しましょう。「確認テスト」では、合格ラインに達しているかを確認できます。また、過去問集では「全国模試」機能もありますのでぜひ活用してください!
(2)単熟語は問題形式に慣れるべし!
単語帳で憶えても問題形式で出題されると意外と答えられないものです。「トレーニング」メニューで何度も確認しましょう。「英検®」は選択問題ばかりなのでスペルまで覚えなくてもなんとか解答できますが、学校の英語・受験対策まで考えて使う方はノートを併用して、スペルを書く勉強もしましょう。
(3)熟語の例文を音読すべし!
英検®ネットドリルの熟語問題には音声付きの例文が必ず付いてくる。単に聞き流すだけでなく例文を言えるように練習するとリスニングが飛躍的に伸び、スピーキングの練習にもなります。できるだけ大きな声で口を動かして音からも英語をしっかりと学習しましょう。
(4)リスニングを制すべし!
効果的な勉強方法は何度も聞いて耳を英語に慣らしていくこと。英検®ネットドリルはCDでの学習と違い、クリック1つで音声を何度でも繰り返しリピートして聞くことができる。最初は聞くことができなくても回数をこなしていると段々と聞こえるようになってきます。最初は3回~4回と聞いていたところを徐々に減らしていき最終的には1回でわかるように耳を鍛えていきましょう。
(5)穴埋め問題の鬼になるべし!
リスニングの次に出題が多いのはパート1の穴埋め問題。例えば3級は予想問題集まで含め195問あるが、それを徹底的に覚える。単に答えを覚えるのではなく、解説に書いてある他の語句の意味や文全体の意味などまでしっかりと書いて覚えること。「トレーニング」メニューで鍛え上げましょう。この部分を徹底学習することで長文を読む際にも十分その効果は表れます。リスニング同様、パート1で必ず8割正解できれば、さらに合格への道が近いものになることでしょう。